株式会社香月菜園 香月 勝昭様

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株式会社香月菜園について

15年前まだ誰もパクチーという野菜を知らなかった時期から生産をはじめ、今や日本最大級の規模となった香月菜園。

しかし、ここ最近の気象の変化で4年連続、計5回も作物が全滅する水害被害に遭われております。

そのような状況の中でも、常に前を向き事業拡大を目指している株式会社香月菜園の香月 勝昭様にお話を伺いました。

株式会社香月菜園

代表取締役 香月 勝昭様

https://m.facebook.com/katsukisaien

Q、香月菜園の創立は何年ですか?

A、令和元年10月に創立しました。今は1年半を過ぎたところですね。

Q、従業員数(社員とアルバイト数、研修生の数)を教えて下さい。

A、役員まで含めると22人です。日本人の正社員が3人、海外実習生が6人。パートさんは事務が1人と調整人員が7人、内職さんが2人です。あとは会社役員として両親と家内と私がいます。

Q、香月社長が農業を始められたきっかけを教えて下さい。

A、後継者として自然と始めました。祖父の代から農業を始めたので、私で3代目になります。だから農家になるレールは敷かれていましたね。でもレールから外れたかったので、1回関東で就職しました。

Q、香月社長の経歴を教えて下さい。

A、学校を卒業してから、茨城県の農業大学校に行きました。でも卒業後は福岡県に帰って農業するのが考えられなくて、車好きということもあってホンダの工場に就職しました。それからしばらく働いていましたが、実家から「帰ってこい」と電話がありました。

サラリーマンだと、40歳、50歳になったときの自分が想像できますよね。結婚や昇給、給料、家計など、全部計算できてしまいます。でも、それがつまらなく感じました。対して父は、リスクを負いながらも好きに農業をして、やったことが自分に返ってきていました。それを見ると「福岡に返って農業したほうがいいのかな」と思いました。

しかし、帰ってすぐに継いだわけではありません。2年間、アメリカに修行に出されました。国際農業者交流協会の派米プログラムで、研修生として2年間アメリカに行きました。実は、私の父も同じ研修に行っていたのです。そのまま跡を継がせると見方が違ってケンカになるから、2年間外から日本を見ることで、向かうベクトルが一緒になると父は考えたのでしょうね。アメリカの農業は会社化しているので、経営学を勉強しに行くという感じでした。アメリカでは当たり前のように人を使います。私が配属されたところは小規模といわれていましたが、それでも農場は100haありました。そこで、私はボスとワーカーの間に立つ管理者のポジションに配属されました。ボスからの指示書を見て、人員管理とタイムスケジュールを考えながら作業を回していきます。このとき、効率的な人員管理のやり方を学びました。当時は必死でしたが、経営者になってそれに気づきました。自分にとって農業の屋台骨ができたのは、その2年があったからですね。おそらく父は、私に同じ景色を見せたかったのでしょう。

そして2年の研修から帰国して、就農しました。その頃はまだ父の個人事業でやっていました。法人化したのは令和元年。私は35歳の時に代替わりして、代表になりました。

Q、香月菜園の栽培作物を教えて下さい。

A、メインがパクチーで、あとはロメインレタスとフェンネルです。最近はカリーノケールを始めました。あとは露地栽培で白菜、キャベツ、ほうれん草、米と大豆を作っています。

Q、香月菜園の栽培面積を教えて下さい。

A、全体で11haです。ビニールハウスは3.3haで82棟あります。残りが露地です。

Q、香月菜園が農業生産以外で行っている他事業について教えて下さい。

A、少しだけ6次化をしている程度です。アウトソーシングで、パクチーのペーストを作っています。料理研究家の渡辺貴子さん監修で作った香月菜園のパクチーペーストです。渡辺さんにパクチーを原料で納めて、渡辺さんが作って販売しています。私たちの方ではブランディングを担当しています。6次化は採算をとることよりも、ブランディングに力を入れています。あとはパクチーへの入り口を広げるための「食べ方の提案」ですね。生のパクチーは好みがあります。身体にいいのは知っているけど、味やにおいが気になる方が結構いますからね。

パクチーペーストのペルソナは、社会に出て活躍されている美意識高めの30代40代の女性です。私のInstagramで投稿代行をしている方にペルソナリサーチをしてもらって、このペルソナ像が決まりました。だからそこに向けてパッケージデザインやネーミングをしています。6次化は自己満足で終わることが多い印象ですが、消費者さんのニーズを考えて作らないといけません。そして採算ベースに乗せるのか、ブランディングに使うのかを考える必要があります。ただ、採算に乗せたいならニーズのあるカット野菜をしてもいいと思っています。私の場合、カットパクチーやカットケールも考えました。でも、カット野菜は周年供給できる目途が立ってから始めたいですね。でないと買い手が扱いにくいですから。だからカット野菜は事業再構築補助金の1つとして計画している段階です。

Q、香月社長が会社を経営する中で最も気になることは何ですか?

A、気になるのは人材と生産管理ですね。パクチーはニッチな食材なので、販売は大丈夫です。

香月菜園の販売戦略について

Q、香月菜園の販売先はどちらですか?

A、今は大手食品PBに、中小規模の卸売りを通して販売しています。パクチーを作り出したのは15年前で、その当時はJAさんを通して販売していました。卸売りさんには、大ロットを扱うスーパーや飲食店への取引の間に立ってもらっています。だから販路はどんどん広がっています。

Q、販売戦略において工夫されていることはありますか?

A、販売先が量販店中心なので、コロナの影響は少なかったですね。もちろん単価が急落して出荷量は落ちましたけど、再生産価格は保てています。今後コロナが収束して経済が回り始めたら、従来まで戻るのは時間がかかりますが、ある程度は安定するのではないかと思っています。また、販売価格が下がったときに、たまたまPBと契約を結べました。これで価格の底支えができました。元々そこはハーブをたくさん販売されていたので、パクチーの販売においてはライバルでした。でも、そのうちの一角を担ってくれということで、東京まで行って商談しました。そして、自然災害などのリスクも折半することで契約に至りました。

香月菜園の人材育成について

Q、香月菜園の平均勤続年数はどのくらいですか?

A、7年勤続している人が1人、3年勤続が2人です。過去に1人だけ、3年契約で卒業した人もいます。現在3年勤務している人のうち1人も、来年の2月で卒業です。後継者として修行に来ているからです。だから今のうちに、その人が抜けたときのための後継人材を育てないといけないと思って、募集も検討しています。

卒業した人は葉物類の農家の息子で、福岡の農業大学校を卒業して実家を継ぐ前に、うちで3年間修行しました。来年卒業予定の人は果樹農家です。年に1回の収入が不安で、果樹の農閑期に回転率の高い葉物野菜を作りたいといって私のところに来ました。

Q、香月菜園の従業員の平均年齢はいくつくらいですか?

A、24歳が2人、27歳が1人ですね。平均年齢は25、6歳ですね。7年勤続の人は16歳から来ています。当時は車の免許すらありませんでした。でも、今や私の右腕ですよ。この人がいないと回らない、そんな存在です。

Q、人材育成は上手く行っていますか?

A、うまくいっていると思います。

Q、その理由をおしえてください。

A、周りの人からは「なんで従業員が辞めないの?」とよく聞かれます。私のところでは、職場環境が原因で従業員が辞めることはありません。私は特別なことをやっているつもりはなく、ただ「引き算的な評価をしない」だけです。0スタートで足し算します。できることが増えていくという考え方です。ミスをしても、それができなくなるわけではありません。できる人が少しミスしたからといって、0になることはありません。ただ正当に評価することを心がけているだけです。

私としては、自分の夢を叶えるためにここで働いているという自覚をもってほしいと思っています。自分事として責任もって仕事に取り組めるようになってくれるといいと思っています。うちで骨を埋めるために仕事するのが従業員さんにとっての夢ではありません。「他ではない何かになるためにうちで仕事をしているんでしょ」ということです。だから自覚をもってほしいと思っています。私の仕事はその環境を作ることです。

従業員には文句の1つもないですね。私が20代のときに比べると、とても真面目で仕事熱心です。誰しも20代のときなんて「仕事に行きたくない」「遊びたい」と思いますよね。スマホを持っていれば「ゲームをしたい」と思うこともあるでしょう。でも従業員たちは遅刻せずに毎日ちゃんと仕事に出てきて、周りの人が休みなのに土曜や祝祭日も出てきてくれます。だから感謝しています。感謝が伝わっていないと辞めちゃうと思います。

最初は「あの人のためにやろう」という姿勢にさせようとしました。でも、それは違うと感じました。あなたの人生はあなたが主人公だから、あなたが社長になりたいと思って、自分の夢のために仕事をすればいい。それが手っ取り早く、仕事を自分事として考えられるコツです。例えば自分が経営者になったときにどう動くかを考えることで、自然と自覚をもった行動につながると思います。私に貢献することで評価・給料が上がることは手段です。手段と目標は違います。経営者になると「今日は何をしますか?」と聞ける相手がいなくなりますからね。そこにどうやって目を向けさせるかが、今悩んでいることです。

Q、人材募集は行っていますか?

A、来年の2月で1人卒業するので、募集しないといけない状況です。農家の2代目・3代目の人も歓迎します。私のところを卒業して後を継いだけど上手くいかないときは、私がフォローします。例えばパクチーを作ってもらって、私が売り先を担保します。これはリスクヘッジの意味合いが強いです。私たちが自然災害で出荷できなくても、卒業生のところが大丈夫であれば、福岡県産パクチーというブランドを守ることができます。グループ企業みたいな感じでやっていければいいと思っています。

Q、人材募集はどのような方法で行っていますか?

A、福岡県の人材マッチングシステムと農業系の求人サイトへ登録しようとしています。また、普通の求人サイトへの登録も検討しています。

今までは縁故採用が多かったのです。従業員が友人を誘ってくれて、3名増えました。「自分の働いている会社にくれば?」と言ってもらえて、すごく嬉しかったです。自分がやってきたことが間違っていないと証明してくれたようなものですからね。そこで入った人も新しい人を連れてきてくれました。「お前の紹介だから大丈夫でしょ」と言うと、自分が紹介するという自覚が芽生えるから、しっかり紹介してくれますね。

だから普通の募集でどんな人が来るのか不安です。

Q、人材採用で苦労されている点について教えて下さい。

A、コロナの影響で、海外実習生の入国目途が立たず、がマンパワーが足りていません。

香月菜園の生産管理について

Q、農業生産している中で一番苦労した点は何ですか?

A、パクチーのことに集約されますよね。パクチー栽培を始めたころは、マニュアルがありませんでした。だからトライ&エラーで作ってきました。未だに自分の中で100点満点のパクチーを作れていません。私の中でのパクチー栽培のあるべき姿は、1年間こちらのミスによる欠品が1度もなく、ノークレームであることです。発芽が悪いとか、病気にかかったとか、作っているといろいろあります。15年作っているから連作障害も出てきますし、自然災害が起きれば数量は減ります。

Q、それらの問題をどのようにして解決していますか?

A、私がいないと作れないでは話にならないので、生産記録をスマホでとっています。さまざまな農業アプリがありますが、1番簡単なのはGoogleのスプレッドシートです。播種日や播種目標などをすべて記録して、データを蓄積していきます。それを見れば、私以外の人でも判断できるようにしています。例えば「去年は5月に種まきしているけど、梅雨入りが早かったから播種日をずらしている」と、私以外の人が見てもわかるわけです。スプレッドシートに書き込む前は、カレンダーの裏に書いていました。アプリはどんどん新しいのが出てきます。どのアプリを使ったらいいかわからなくなりますし、データの互換性があるものばかりではありません。サービスが終了すれば、どうしようかわからなくなってしまいます。スプレッドシートはサービス終了の心配はありませんし、Excelにデータを落とせます。記録媒体に落とせるから便利ですよね。

Q、現在、農業生産において困っていることはありますか?

A、自然災害・水害に対する脆弱性ですね。自衛の手段をとっても、毎年それを上回る水害が起きます。

Q、自然災害の問題解決のためにどのようなことをされていますか?

A、浸水防止壁というハウスを囲むものと、排水システムを導入しています。外からの水の侵入を防ぎ、中に入ったものを出す仕組みです。あとは過去3年間の水害で水が来なかった場所にビニールハウスを建設しています。例えば1haの場所にビニールハウスを建てて浸水防止壁も建てようとすると、浸水防止壁だけで1千万円かかります。1千万円あるなら、農地いくら買えるかって話ですよ。それに浸水防止壁をしても、去年の水害では水圧で倒れて中に水が入ってきました。だから、個人でできることはもう限界だと思いました。これ以上ブロックを積み上げれば、換気性も日当たりも悪くなって、生産性が下がってしまいます。これ以上防げないなら、危険性の低い土地に引っ越すしかないと判断しました。また、一番浸かりやすい場所には、浸かっても収穫量が2割ほど減るだけで再び生えてくるアスパラガスを植えています。

あとは行政に「本流の水深を下げてほしい」と継続して声を上げています。浚渫(しゅんせつ)をもっと大々的にやってもらいたいです。3年間も甚大な被害を出しているので、山から土砂が下りてきて、昔に比べて筑後川の水深が浅くなっています。今までなかったところに浅瀬があって、中洲の形も変わっています。水深が1m浅くなると、去年より支流を逆流してくるのが早くなります。川の堤防を1m上げたところで、支流はたくさんあります。補強も大事ですが、掘った方が重要だと思います。でも10年、20年かかる事業で予算も大きいので、行政は動いてくれません。浚渫にお金を出すくらいなら補助金を出すほうが安くて済むという考えなのでしょうか。でも普通に考えると、マイナスになったものに税金を投入しても、ゼロにはなりません。それなら10年、20年かけて浚渫して持続可能な産業を守った方が、結果的に税金で戻ってくると思います。未来への投資的な考えで税金を投入してほしいのに、結局対処療法でありません。もちろん半額や75%補助をいただけるのはありがたいですけど、私たちもその分返さないといけません。その状況が3年間続いています。返済のあてにしているのは農産物です。うちはパクチーを2ヵ月かけて出荷できる状態にしています。でも、水害が起こると2ヵ月かけて育てたパクチーがダメになります。そこから土が乾いて種を撒いて、収穫できるまでに2ヵ月。計4か月の空白期間があります。1年の3分の1を抜いて、わずか8ヵ月で事業計画を立てるようなものです。それで利益を出せるなら苦労しません。被害を受ける時期は、パクチーに一番いい価格が付く時期です。でも、ここ3年は何もできていません。だったら自己資金で水の来ない場所にビニールハウスを建設して、その時期に少しでも出荷したほうがいい。だから新しい6棟のビニールハウスは自己資金で建てました。国庫さんに頭を下げて、お金を返すためにお金を借りました。だから人材育成やグループ企業化、産地分散といった対策を並行して進めています。

香月社長が目指す農業の未来

Q、今後の展開について考えていることを教えて下さい。

A、この先10年、20年戦えるような農作物を作っていきたいです。1回ブームが来て、ブームが終わった野菜はたくさんありますよね。私はパクチーをブームで終わらせず、そこから定着させたいと思っています。例えば小松菜や水菜のように、定着させてスーパーに行けば普通に手に入る状況を続けたいです。それが業績の安定につながります。

そのための1つが6次化です。未だに「パクチー食べたことありますか?」と聞くと、半分以上の方が「食べたことない」と答えます。話題ばかり先走って、「パクチーはクセがすごい」「カメムシのにおいがする」と言われます。そこのイメージを払拭する必要があります。今まで日本人が外国人の食文化をオマージュしてきた歴史は山ほどあります。例えばカレーライスやハンバーグです。うまいこと日本の食文化に合う食べ方になっています。パクチーもそうなれるように、食べ方の提案としてSNSで発信しているのです。

会社をやろうとしたときに、販売・生産・人材育成・財務が大きな割合を占めます。どれか1つを強化しても意味がありません。全部底上げしないと会社は大きくなりません。だから全体の底上げを今やっています。昔は生産が突出していて、人材育成が後回しでした。それをバランスとれるように押し上げようとしたら水害とコロナがやってきました。だから法人化しました。従業員の社会保障のためです。個人事業主のままでも社会保障は充実できますが、株式会社化することで組織作りが具体的に見えてきたり、中長期計画が立てられたりと、地盤を固めることができます。先々を考えてもっと会社を大きくしたいと思ったときに、例えば国庫から借りられる資金は3倍になります。税務申告して社会的信用を得ると、銀行との付き合いも変わってきます。それに、継承にとってもメリットがあります。農業は世襲が多い産業です。それが農業法人だと、親族以外の人に経営譲渡することができます。例えば私が急に事故で仕事ができなくなったときに、誰かに会社を任せることができます。そんなリスクにも備えられます。私1人がいなくなっただけで全員が路頭に迷うのでは話になりません。

Q、香月社長が考える今後の農業のあるべき姿について教えて下さい。

A、持続可能な産業であり続けることです。

持続可能な産業とは、次の5つです。

・魅力的な産業

・やりがいのある産業

・やった分だけ結果が付いてくる産業

・10年20年と戦える産業

・夢が持てる産業

そういったところを、自分たちが未来につないでいくための体制作りをしています。人間食べないと生きていけないので、農業自体は続いていくと思います。ただ、ダラダラ続くのではなくて、夢が持てる産業にする必要があります。そのためには会社の利益など考えないといけない課題はたくさんあります。その解決事例として、自分たちができることが何かないかなと思っています。ただ作っているだけだと、外国産の農作物に飲み込まれてしまいます。国のお金が外に出ていくだけです。外貨を稼げる国は強いですね。アメリカの農業は輸出を重視していますが、日本は内需だけで賄おうとしています。最近やっと輸出に目を向け始めましたが、国の体制が整っていないから米すら輸出できていません。Made in Japanのブランド力は結構あります。実は九州は地の利があるので、輸出している農家は結構います。東京に空輸するくらいなら香港など海外に送れます。もちろんハードルは上がりますが、付加価値に見合った値段であれば売れます。

Q、香月社長から若手農家へひとことお願いします。

A、これからずっと悩むと思います。作目、販売先、事業の広げ方などずっと悩み続けると思います。でも、やるまえに悩むならやってしまえばいいと思います。若いうちしかできないことがたくさんあるから、たくさん失敗していいと思います。

私も「どうしてパクチー始めたのですか?」とよく聞かれますけど、実はあまり深く考えていません。とりあえずやってみようかで始めて、理由は後付けです。食の多国籍化や夏に強い野菜、周年で作れる野菜など、理由は後からいくらでもつけられます。自分が決めた選択肢が正しいと、行動しながら証明するのです。それが日々の取り組みです。

やる前から計画立てて失敗か成功か考える暇があるならまずはやりなさい。成功までの道のりは1本しかありません。失敗して脇道に逸れても、そこで行き止まりではありません。元に戻ってもう1回進めるのです。ずっと失敗しているうちにゴールに近づくのですよ。それが自分の決定を成功に導く作業です。1回成功の景色を見ると爽快で病みつきになりますよ。

インタビューを終えて

4年連続、計5回もの水害に合われたというお話をお聞きしたときは、とても衝撃を受けました。その都度、対策を打つもまた災害に遭う…通常であれば諦めてしまうほどの出来事です。

パクチーに市民権を得る、一緒に働く従業員様に対する想いが行動力の源泉ではないかと感じました。普通に、食卓にパクチーが出るそんな日が必ず来るそう思わせるインタビューでした。