目次
1.潅水ホース・チューブを寒冷地で使うには
2.耐寒性のある潅水ホース・チューブを選ぼう!
3.寒冷地で潅水ホース・チューブを保管する方法
潅水ホース・チューブを寒冷地で使うには
寒冷地でハウス栽培をするには、潅水ホース・チューブを正しく選び、冬の間の保管方法を守らなければいけません。
ここでは、寒冷地で使う潅水ホース・チューブの選び方と寒冷地での保管方法をご紹介します!
また、潅水ホースに・チューブには気温や湿度などの環境負荷に耐えるための機能が備わっています。
今回ご紹介する機能性は、寒くなっても潅水ホース・チューブが凍結で硬くならず、柔らかい状態を維持する「耐寒性」です。
他にも「防藻性(ぼうそうせい)」がある潅水ホース・チューブは、保管中に藻が生えないように専用塗料や防藻剤で加工されています。
潅水中の水圧に耐えられるように強化繊維でつくられたホース・チューブには「耐圧性」があります。
このような機能性を吟味して潅水ホース・チューブを選ぶことで、安全に長期間使用することができます。
耐寒性のある潅水ホース・チューブを選ぼう!
冬場に氷点下を下回るような地域で農作物を栽培したり、ガーデニングをしたりする方は、あらかじめ耐寒性のある潅水ホース・チューブを選んで購入することをおすすめします。
耐寒性をおすすめする理由は、寒さで潅水ホース・チューブが凍ってしまい、硬くなったり破損したりするためです。
耐寒性のある潅水ホース・チューブなら、寒い日でも凍結を防止することができます。
ここではオンラインで簡単に購入できる、耐寒性のある潅水ホース・チューブを厳選してご紹介します!
サラッと耐寒耐圧防藻ホース / セフティ3
農業資材オンラインショップ「モノタロウ」で販売されている、セフティ3のサラッと耐寒耐圧防藻ホースをご紹介します!
https://www.monotaro.com/g/02666958/
植物の潅水や掃除・洗車など多用途対応のホースです。寒い季節でも柔軟性のあるホースで、耐候性(耐寒・耐熱)、耐久性に優れています。
また、光を通しにくい加工で藻が発生するのを防ぐことができる安心、安全の日本製ホースです。
べたつきにくい特殊加工も施されているので快適な散水作業ができます。
[ 材質 ]
PVC、ポリエステル
[ サイズ ]
ホース内径15mm、ホース外径20mm 長さ:10m ~ 30m
耐圧・防藻・耐寒ソフト散水ホース / コメリ
農業資材オンラインショップ「コメリ」で販売されている、コメリのPB商品耐圧・防藻・耐寒ソフト散水ホースをご紹介します!
https://www.komeri.com/disp/CKmSfGoodsPageMain_001.jsp?GOODS_NO=1703890&dispNo=
このホースは名前の通り、水圧にも強く、藻が生えにくく、寒さにも強いホースで農家も安心の品質が保証されています。
それぞれの機能の詳細と仕様も解説します。
[ 耐圧性 ]
水圧に強い中間補強糸入り
最高使用圧力 0.52Mpa
[ 耐候性 ]
(常温23℃以下)
脆化温度(耐寒性) -40℃
(環境温度は0℃~60℃)
[ サイズ ]
本体:約43×23×43cm or約49×23×49cm
長さ:15mm×50m or 18mm×50m
[ 重量 ]
約1.3kg
耐圧・耐寒ホースブルー / 三洋化成
農業資材オンラインショップ「コメリ」で購入できる、三洋化成の耐圧・耐寒ホースブルーのご紹介をします!https://www.komeri.com/disp/CKmSfGoodsPageMain_001.jsp?GOODS_NO=461547&dispNo=
水圧に強く、破裂しにくい耐圧ホースで、止水機能付散水ノズル等、圧力がかかる場合の用途に適しています。
また、優れた耐寒性も兼ね備えていて、寒い冬場でも硬くならず、長さも短めで使い勝手の良いホースです。
[ サイズ ]
内径15mm、外径20mm
長さ:5m、10m、20m、50m
[ 重量 ] 約880g、1.8kg、2.7kg、9.0kg
寒冷地で潅水ホース・チューブを保管する方法
これまでご紹介したように、寒冷地で潅水ホース・チューブを使う場合は、耐寒性の優れたホース・チューブを選択することが大切です。
さらに、寒冷地でも安心、安全に潅水ホース・チューブを使うためには、潅水ホース・チューブが凍結する理由を把握して、正しく使用・保管する必要があります。
ここからは、潅水ホース・チューブの正しい使用方法と保管方法をご紹介します!
潅水ホース・チューブの正しい使用方法
寒冷地で潅水ホース・チューブが硬くなって使いにくくなる原因はご存じですか?原因は、寒さで潅水ホース・チューブの中に残った水が凍ってしまうからです。
そのため、耐寒性に優れた潅水ホース・チューブがおすすめですが、ホースとノズルの接続部分は特に凍りやすくなっています。
そこで、おすすめの使用方法は、ノズルの接続部分のパーツを金属製にすることです。
金属製のパーツをつけることで、凍結だけでなく破損の防止にもつながります。
また、ノズルの接続部分のパーツを選ぶときは、ホースの内径と外径のサイズに合うものを選ぶように注意しましょう。
ホースと同じメーカーのパーツにすることもおすすめです。
さらに、金属のパーツでも水に触れた状態が長いため、1~2年ほど使用すると錆びてきてしまいます。
錆びるのを防ぐには、潅水するたびにホースからノズルを外し、内部を乾かすか、ステンレス製のパーツにしましょう。
潅水ホース・チューブの正しい保管方法
最後にご紹介するのは、寒冷地や冬場における潅水ホース・チューブの正しい保管方法です。
潅水ホース・チューブをなるべく長期間使用するには、寒さで凍結や破損することを防ぐ必要があります。
寒冷地や冬場における保管は、なるべくホース内の水を抜き、直射日光の当たらない場所に保管することをおすすめします。
また、ノズルの接続部分等も凍結破損(ホースの中に残った水の凍結膨張による)の恐れがありますので、こちらもしっかりと水を抜き、屋内に保管してください。
さらに、保管していた潅水ホース・チューブを使い始める前にホースの状態を確認することも大切です。
ホースの外側の破損は、ホース内側の破損につながる可能性がありますので、外側の見える範囲だけも確認してください。
特に、ノズルの接続パーツ付近でホースの内側が露出していないかを確認しましょう。
外側の破損であれば、修理や補強をすることで使用期間を延ばすことができます。